リサイクルするな!と言う人も…
こんにちは、Mです。
25日13:30~放送された「たかじんのそこまで言って委員会」と言う番組に出演していた、名古屋大学大学院教授の武田邦彦氏の発言が一部で反響を呼んでいるようです。この番組は、読売テレビという日本テレビ系列で大阪にある放送局が制作する番組で、週替りのゲストを中心に、コメンテーターが激論を繰り広げる内容です。この日出演した武田教授は、地球温暖化や環境対策に一石を投じているようですが、「ペットボトルはリサイクルしてはいけない」、「南極の氷が解けても海面は上昇しない」などという主張をしているようです。
武田教授の主張だと、ペットボトルはリサイクルが始まって以降に、リサイクル量よりも生産量が増えてしまい、「リサイクルすれば良いや」と言う気持ちから、かえって環境破壊につながっているというものです。また、リサイクルにはコストがかかりすぎる上に、リサイクル製品の需要も少ないために、リサイクルするより燃やして廃熱利用を考えた良いとも言っています。
さらに、「南極の氷が解けても海面は上昇しない」と世界中の科学者とは正反対の主張までしています。(奇しくもその後、18時からの「バンキシャ」では地球温暖化による海面上昇の話題で、全く正反対の内容でした)
確かに、間違った事には一石を投じる事も必要もあるでしょうし、ペットボトルのリサイクルは、政策的に改良が必要かもしれません。ただ、「南極の氷が解けても海面は上昇しない」と言うのは、ごくごく少数の意見であって、そのような意見を大々的に取り上げる事で、多くの人の環境に対する意識を低くしてしまったとしたら、良くないことだと思います。ちなみに、南極の氷が解けて仮に海面が上昇しなかったとしても、微妙なバランスで成り立っている地球環境は大きく変わる事には間違いないでしょう。
ただ、地球の環境問題がたくさん議論され、私たち一般人の身近な話題になる事は良いことだと思います。どんな形であっても、環境問題の正しい知識が一般の人にも多く知られるようになって欲しいと思います。
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