2007/2/16 金曜日

WILD STYLE

Filed under: 未分類 — meguro @ 12:55:35

 こんにちは、Mです。
今週のCOLOR TVは見てもらえたでしょうか?
GAGLEが実際にどうやって曲を作るのか、という話題でした。HIP HOPミュージシャンの曲作りというのは、バンドと違ってみんなで合わせて「せーのっ」というわけじゃないので、普通の人はあまりイメージできないかもしれないですね。

ここでちょっとだけ知ったかぶりなんですけど、HIP HOPというのはラップのある音楽だと思っている人も多いと思いますが、もともとはアメリカの黒人文化が発祥なんです。
今のラップの原型は、DJがかけるレコードにリズムに合わせて、その場でリアルタイムに言葉を載せたと言うのが始まりらしいです。このレコードも、既に ある曲の歌のない部分だけを流してその上でラップしたのです。同じ曲のレコードを2枚使い、片方のターンテーブルで音を出している間に、もう片方では同じ レコードを元の位置まで戻してつなぎ、あたかも同じリズムがずっと繰り返されているように、つまりループさせたんですね。その上に言葉を載せたんです。こ こから「ラップ」と今で言うクラブ「DJ」(ラジオのディスクジョッキーではない)のスタイルが生まれたんですね。
さらに、「ブレイキング」というダンスと「グラフィティ」というスプレーで絵を描くというスタイルを合わせた4つが本当の「HIP HOP」なんです。この辺が80年代初めの映画「WILD STYLE」を見ると良くわかってもらえると思います。

さてさて、話を曲作りに戻りますが、「レコードの一部分を繰り返す」というHIP HOPのスタイルから、曲の一部分を取り出して(サンプリングして)切り貼りして曲を作るというスタイルが生まれ、今ではパソコンに音を取り込んでリズム 自分で作り変えてしまって曲を作るというスタイルに変わっていったんですね。
言葉で言うと難しくなってしまいますが、この辺を今回のCOLOR TVを見てもらえると実際にイメージしてもらえると思います。水曜日と同じ内容が今夜も再放送されるので、まだの人はぜひ見てみてください。

ちなみに来週のCOLOR TVには、「白A」という仙台のアーティストが登場する予定です。これまた一言では言い表わせないパフォーマーです。まだ知らない人は、ぜひお楽しみに!

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